「唱歌の学校」稽古始まる!

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野球に現を抜かしてばかりはいられない・・・
プロ野球観戦だけが北海道滞在の目的ではありません。11月29、30日に公演するオペラ「唱歌の学校」の稽古がいよいよ開始!
前回公演したのは5年前。夏の暑い頃、藤沢、水戸、東京を行脚し、秋に札幌で公演しました。何度も稽古をし何度も公演し・・・やればやるほどに新たな発見もあり、深く感じる部分もありで、舞台にゴールは無い、進化していくものなのだと実感したのもこの作品でした。

さて久しぶりに出演者が集まって歌ってみると「ああ、あったねこんな場面」とか「ここはどこのパートを歌ったかな」等など。よりよくハーモニーを作り演じていくために細かな調整をしつつ日々歌い続けていたので、いろいろな記憶が途切れ途切れに残っていたり蘇ってきたり。それゆえか非常に新鮮に感じたのは私だけではなかったはず。公演回数も多く、そうとう骨身にしみているだろうと思っていましたがそれは5年前までのことでした。
しかしこうして時を隔てて改めて「唱歌」に触れてみると、さらっと誰もが口ずさむことができる歌でありながら、非常に豊かな表情を持っているのだなと感心するやら感動するやら。歌い継がれていく曲のすごさ、その最たるもののような気さえしていまう。

この5年間、札幌室内歌劇場はセリアにブッファにと様々なオペラに触れてきました。その経験をもってまたさらに進化した「唱歌の学校」になるような気がして、この再演は私自身とても楽しみにしています。
これまで何度もご覧下さった方も、まだ観たことがない方も、是非今回の公演にご来場くださることを願っています。