男子の行列

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不思議な行列・・・・

昨日とあるデパートの地下へ立ち寄ると、あちこちの売り場で行列ができていました。東京は情報量が多く、また反応も機敏なので、テレビで何かの紹介があると即行列が出来ます。そのフットワークの軽さと熱いエネルギーにはいつも驚嘆している私。今回もまたテレビでお菓子が紹介されたのかなと思っていたのですが・・・・どうも行列に華やかさが欠ける。黒っぽい服装。そして熱気がない。
よく見ると、それはほとんどがサラリーマンで構成されている行列!!デパ地下で男子の行列とは一体??
そう、昨日はホワイトデーだったのですね。気がつくまでにしばらく時間を要しました。休憩時間、または外回りを利用して「チョコレートを貰ったから返さなくちゃ〜!」と並んでいたのですね。あげるのも大変、返すもの大変。

バレンタインデーとホワイトデー。
両者は対のようでいて実際にはかなりの温度差がある。テンションが違いすぎる。
バレンタインデーは2月に入るなり、いきなりショウウィンドーがピンクのハートだらけになり、連日チョコレートのショーケース前に女性がわいわいと溢れかえっています。テレビや雑誌も大賑わい。本命、義理、友達へと、日本中がチョコレート色に染まっています。
それに比べてホワイトデーは名前の爽やかさのわりに地味。非常に落ち着き払っている。義務の匂いさえすることもある。
そこでささやかな提案。
このテンションの違いを埋め合わせ、“女子チームと男子チームのお菓子交換”という一大イベントを確立する打開策は(そんなことは誰も望んでいないのかも知れませんが)、ホワイトデーをあと2週間くらい早めることではないかと勝手に思うわけです。一ヶ月後では忘れてしまうので、チョコレートを貰った勢いが残っているうちにホワイトデーというのはいかがでしょう?そのかわり、女子は見返りを高望みしてはいけません。万が一、想定外の量をもらった人が数日後に返すのは、金銭的にもたいへんですから・・・

あげて嬉しい、貰って嬉しいがイチバン!!
いつかデパ地下の男子の行列に、ふんわり暖かい空気がながれますように・・・