こんにちは２００８年

昨年末、多少天候が荒れたものの、穏やかな新年でした。
みなさんはどのようにお正月を過ごされたでしょうか？

紅白歌合戦の視聴率が低いだとか、若手お笑いタレントが騒いでいる番組が多かったりとか、大食い番組がやけに目立ったりだとか・・・・時間を埋めるだけでせいいっぱい、内輪ウケを視聴者がただ傍観するだけといった番組が多く、こんなお正月番組にうんざりしてしまったのは私だけでしょうか？
お正月休み。多くの人が家族と過ごしていたり、普段は忙しい人もテレビの前にいるのだと思えば、テレビ局渾身の作品をバンッと見せて欲しいなぁと思うのですが、いかがなものでしょうか・・・

そんなことを思っていたお正月でしたが、２日前、映画「サウンド・オブ・ミュージック」が放送されました。みなさんもよくご存知でしょう。歌も風景もドラマもどこをとっても本当によくできた名作です。
もちろんこの映画は大のお気に入り。数年前、ある映画館でリバイバルされたときは、ノーカット版で上映されました。 “こんなシーンがあったの？とか”この人も歌っていたんだ“などと、今まで知らなかったシーンをいくつも見られ、感激しました。
この映画では歌が人と人とをしっかりと繋ぎ、その絆がすばらしい音楽や風景と共にストーリーを進めてゆきます。子供達とマリア、子供達と父親の心の距離を縮めるのは歌であり、邸宅に集うゲストをもてなすのも歌。修道院でマリアが決心する時も歌がそれを後押ししてくれる。また音楽祭でのトラップ一家の歌がなければ、彼らはナチスから逃れられなかったでしょう。

普段はオペラやコンサートに向けて、どうしても厳しく音楽と向かい合うことが多いのですが、「サウンド・オブ・ミュージック」を見て、“音楽っていいなぁ”と純粋に感じました。

さて、札幌室内歌劇場は今年もオペラにコンサートに盛りだくさんです。
みなさんと音楽を通して楽しい時間を共有できますのを楽しみにしております！
今年もどうぞよろしくお願い致します！！！