2008年11月アーカイブ

うたってわらって♪

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「愛情講話歌劇編」公演が終了しました。
ご来場の皆様、沢山の笑いと拍手をありがとうございました!!
今回はお蔭様で早々にチケットが完売となり、会場にお越しいただけなかった方も多かったのですが、皆さんのエールは何よりの力となりました。ありがとうございました。

そして今回もコール・ピッコラの皆さんのパワーで、第二部のキャバレーのシーンを華やかに盛り上げていただきました。歌ったり演技したり・・・カーテンコールまでの長丁場、本当にお疲れさまでした!!

さて、今回の公演「愛情講話~」のサブタイトルは、
"うたってわらってこいのおさらい"
皆さん、"こいのおさらい"はできましたか??
いろいろなオペラの登場人物が本からひょいっと飛び出し、恋のシーンを展開。
皆さんにも経験のあるドキドキシーンもあったのではないでしょうか。

今回私は"スザンナ"というセリフの多い役でした。
"セリフ"・・・これはこれで楽しいものでした。
普段、オペラでは(ジングシュピールもありますが)旋律に乗って会話が進んでいくので、音に助けられたり、逆にそれにある程度の制限が加わったりもします。しかし、セリフの場合はまっさらな状態から構築していきます。しゃべるトーン、スピード感を自分でコントロールする。それは怖くもあり楽しくもあり・・・やりがいがありました。

無事に伯爵と伯爵夫人も仲直り。スザンナとフィガロも結婚。
めでたしめでたしで歌う最終曲の合唱は、曲のスケールとハーモニーの凄さに感無量!
大勢で気持ちをひとつに音楽を作り上げることのすばらしさを改めて実感した瞬間でもありました。

何はともあれ、無事に終了です♪

愛情講話まであと少し・・・

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ここ数年のCDの新譜を見ていると、カバーアルバムが多いと思いませんか?
フォークソングのカバーなどは特に多いような気がします。
懐かしんだり、あるいは新鮮に感じたりと、世代によって様々な聞き方があると思いますが、一昔前の曲を今のテイストで味わうことを喜ぶ一方で、昔に戻り「あのころはよかったなぁ」と思わざるをえないのは、昨今の社会情勢がこうさせているという意見もあるようです。

それはさておき・・・

ここでクラシック音楽について考えてみましょう。
クラシック音楽。
その名の通り、何年も何百年も昔に作曲された作品を演奏しているわけです。
フォークソングのカバーアルバムなどかわいく見えちゃうくらいのハナシなわけです。

しかし、古いものを単純に繰り返しなぞって演奏しているのかといるとそうではない。

古い作品が、時代がどう流れようとここまで立派に生き続けているのには、やはりその作品に並々ならぬ魅力があるからなのです。これは絵画や文学など、あらゆる芸術作品に共通していることでしょう。
「時代を超えて人間に語りかけてくるもの」
すばらしい財産ですね。

楽譜から作曲家のメッセージを読み取る。それを再現する。
ここには知識や想像力、演奏技術、表現力・・・あらゆる力を繋ぎ合わせて試行錯誤しその作品に向かっていく。数学のように答えがポンっと出るわけではないから、やればやるほどいろいろな発見があり、こうしたい、ああしたいと欲望もまた自分に生まれてくるものです。またそうさせられる作品の力に驚嘆もします。

どの作品にもそれぞれ時代の香りがあり、それは決して古臭さではないということ。
これがクラシック音楽の魅力なのかなぁと、
27日の公演の稽古をしつつ、最近ふと思ったりします。

さて、11月27日公演の「愛情講話・歌劇編」。
モーツァルトやマスカーニ、ヴェルディ、オッフェンバックなど、時代も国もさまざまな作品をド~ンと歌い繋いでゆきます。
オペラをよくご存知の方は"え?こんな表現もしちゃうの??"と思うところもあるでしょう。初めてオペラを見る方は、オペラの描く人間模様は今と変わらないものと、身近に感じることと思います。
コール・ピッコラの皆さんも私達と一緒にステージで歌いますので、賑やかなシーンもいっぱいです!!

さ~てどんな人間ドラマが繰り広げられるのか・・・

どうぞお楽しみに!!