今から一ヶ月前。
新国立劇場公演に向けて、私達は札幌で激しく稽古に明け暮れておりました。
あれから一ヶ月。
今日、朝青龍が引退を表明しました……と、そちらの話題ではなく、
オルフの音楽にどっぷり浸かっていた日々から一ヶ月が経つのです。
新国立劇場公演では、八千代少年少女合唱団の皆さんが参加してくれました。とても実力のある合唱団と聞いていましたが、これが本当にお上手!!団員は4、5歳位の小さな子から高校生まで。お姉さんたちがしっかりと小さな団員をまとめていて、みんなお返事もご挨拶もしっかり出来る!!(それを見て、こちらもシャンと背筋が伸びるのでした。)そんな皆さんですから、ハードな立ち稽古やリハーサルをきちんとこなし、まとまりのあるしっかりとしたハーモニーで歌ってくれたのでした。みんな、ありがとう♪
今回の舞台は、工事現場で使われるイントレ(足場)が組まれており、その2段目あたりを行ったり来たり、そこで歌ったり演技したりと、高所恐怖症の方には(私がそうです)手に汗握るセットだったのです。が、この少年少女合唱団の小さなお子さんたち、まだ幼稚園児なのに全く恐がりもせず、演技をして歌っているではありませんか!私がちびっこだったら間違いなく泣いていたと思います。いやはや感心です。
と、このことをあるスタッフに話したところ、
「子供だから平気なんだよ」と……
そうだ。子供は怖いもの知らずなんだ。
そういえば私も小さい頃、スキー場のどんな急な坂でも、華麗なるプルークボーゲンで滑っていたのでした。
ああ、怖くなかった、あの頃。
小学生になって急に怖くなったのを思い出しました。
私の事はさておき、
大人の言う事をきちんと聞いて、お客さんの前でしっかり役割をまっとうしてくれた八千代少年少女合唱団の皆さんに感謝です!