「民族のアリア」と題した今公演はお隣の国・韓国の音楽と、オリジナルオペラ「フォスター物語」の2本立てでした。
第一部では韓国の歌曲と童謡をお聴きいただきました。柔らかさの中に何かしっかりとした気が流れているようであったり、哀愁が深く漂ったり。そのメロディーには日本歌曲とは違った美しさと強さを湛えているように感じましたが皆さんはいかがでしたでしょうか?
街中でふと聞こえてくる韓国語を一瞬日本語と思ってしまう、でも違う・・・ということがありますが、韓国の歌も日本の歌とはどこかその芯が違う。まさに民族の違いなのでしょうね。
韓国はとても近い国。しかし韓流ブームとはいえドラマや映画、Kポップス以外にそこで生まれた音楽の多くを気軽に耳にする機会はなかなかありませんでした。これを機に韓国の作曲家とその作品にもっと触れてみたいと感じずにはいられませんでした。
フォスターは世界中でそのメロディーが愛されているアメリカの作曲家。第二部では彼の残した歌と黒人霊歌で綴ったフォスターの音楽人生をお楽しみいただきました。どこかで聴いたことがある、あるいは歌ったことがあるというメロディーに溢れていたことと思います。
誰もが口ずさむことができる歌。シンプルなのに心を打つメロディー。それが後世に残され愛されているということはまさに名曲の証なのでしょう。
私はフォスター組(ちなみに第一部の出演者は“韓国組”と呼ばれていた)でした。フォスターの音楽にどっぷりと漬かった数ヶ月。公演を終えたのに、ふと気がつくといまだに“草競馬”や“黄色いリボン”などを口ずさんでいる私がいます・・・
大震災があり、社会的にも精神的にも不安定な中で練習を重ね迎えた公演でしたが、ご来場の皆様、応援して下さった多くの皆様のおかげで無事に公演することが出来ました。メンバー一同感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!!
余談・・・
きっとヨドバシカメラのCMを見るたびに歌っちゃうんだろうな、リパブリック賛歌。
ロッテ時代のオーティズ選手の応援歌もそういえば・・・・リパブリック賛歌。