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札幌室内歌劇場 第34回公演
オペラ「魔笛」 札幌サンプラザ開館20周年記念事業

◇日時◇ 09/23(土) 18:00開演
◇会場◇ 札幌サンプラザホ-ル 地下鉄南北線「北24条」徒歩3分

  

原作・作曲W.A.モーツァルト
 レチタディーヴォ版 日本語上演
音楽監督・訳詞岩河智子
演出中津邦仁
料金【全席指定】
一般 6,500円
学生 4,500円
支持会員 5,000円/学生4,000円
※5月17日支持会優先販売開始、6月19日一般発売開始 
※支持会にご入会いただくと、入場券がお安く何枚でもお買い求め頂けます。
チケット販売オフィス・ワン 011-612-8696
(平日午前10:30~午後6:00)
チケットぴあ 0570-02-9999(6月19日以降)
チケットのお申し込みはこちらでも承ります


 

出演
室内楽
スタッフ ・解説

 

出演

  • 王子タミーノ 田中誠
  • 王女パミーナ 萩原のり子
  • 鳥刺しパパゲーノ 則竹正人
  • パパゲーノの恋人パパゲーナ 三浦志緒理(23日)/遊佐悦子(24日)
  • 夜の女王 パミーナの母 土本麻生
  • 光の国の王ザラストロ 石鍋多加史
  • 家臣モノスタトス 橋本卓三
  • ザラストロの忠実な家臣たち
    森千絵子/岡崎由衣/倉本真理/伊勢田はるか
    江川樹里/安田哲平/磯谷大樹/他
  • 三人の侍女 渡辺ちか/石田まり子/松田久美
  • 三人の天使 窪田晶子/堤摩泉/万城目佳奈

室内楽

  • 指揮 時岡牧子
  • フルート,ピッコロ 蠣崎路子
  • ヴァイオリン 富岡雅美
  • ピアノ 土屋益子
  • チェンバロ 駒崎志保
  • チェレスタ 渡辺桃子
  • コレペティトゥーア 伊藤桂子/岩井沙織/須藤尚美/瀬戸あかり

スタッフ

  • 音楽監督 岩河智子
  • 演出 中津邦仁
  • 舞台監督 坂本由希子
  • 演出助手 田中孝男
  • 舞台美術・衣裳 三宅景子
  • メイクアップ 藤原得代
  • 制作 福地美乃/佐藤章代/オフィス・ワン
  • 宣伝美術 山本恵
  • Special Thanks 札幌大谷大学/萩原整骨院/クニ美容室

 

解説「魔笛-愛の讃歌」
 オペラ魔笛は、モ-ツァルトの最後の作品で、オペラの魅力的なエッセンスがさりばめられた、美しいオペラです。物語は、美しい王女パミ-ナ姫を恋する王子タミ-ノが、ザラストロの課す試練を魔法の笛の力で乗り越え、最後にパミ-ナ姫と結ばれるというものです。
 通常、夜の女王対光の国の高僧ザラストロの対決と、タミ-ノが試練を乗り越えてゆく姿に重きが置かれます。しかし、わたしたちは、建前や争いごとや使命感の名のもとに埋もれてしまう、「人の優しさ」に注目しょうと思いました。今回、重要なのは、タミ-ノとパミ-ナ姫、パパゲ-ノとパパゲ-ナという2組のカップルです。
 タミ-ノはザラストロの課す試練に果敢に挑戦して、王女パミ-ナ姫と結ばれます。一方、パパゲ-ノはどうでしょうか?パパゲ-ノは沈黙の試練では喋るし、すぐお腹が空いたとへこたれるし、一見、ただの足手まといに見えます。しかし、パパゲ-ノの言い分に、耳を傾けて見ると、・・・・
 パパゲ-ノは、毎日がすこやかで、美味しいものと、愛する人に囲まれている生活が望みだといいます。また、パミ-ナ姫を悲しませるような沈黙の試練など、無意味だと指摘します。
 パパゲ-ノの地に足のついた人生観とすなおな優しさ。彼は争いや試練に目を奪われがちな私たちに、愛しあうことが大切なのだと、警鐘を鳴らしてくれるのです。
 試練を乗り越えることができたのも、有り難い教えや意思の力ではありません。魔法の笛と魔法の鈴の力や天使たちの導き。それはすなわち「愛」の力によってなのです。
                                              音楽監督 岩河智子
 
今回の上演の特徴
小劇場空間での密度の高いドラマを生み出すため、つぎのような工夫をしました。
もともとの「魔笛」はジングシュピ-ルといって曲と曲との間を台詞がつないで行きます。今回は、歌手の表現力をより生かすために、台詞をレチタティ-ヴォとして岩河智子が作曲し、チェンバロ伴奏で、話すように歌います。
高僧であるザラストロを、人となりを細かく表現できるように、「後継者選びに悩む孤独な支配者」と考えました。
本来奴隷であるモノスタトスを家臣の一人とし、はっきりと悪人と分るようにしました。
「童子」とよばれる三人の子どもを「天使」という役にし、国や人の争いを超越して人々を良い方向に導く存在としました。
オーケストラパ-トは、チェレスタ、チェンバロを含むアンサンブルに編曲し、モ-ツァルトの描いたおとぎの世界の音色をイメ-ジしました。
舞台は、ケルト文化(古代のヨ-ロッパ文明)のイメージを引用し、石柱で囲まれた空間、布を結びつけた樹木が飾られた空間にしました。
                                                 演出 中津邦仁
 
 

 

 
 
 
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