Ⅰ.バロック期 17C~18C半ば
ルネサンスの多声音楽から脱して、モノディ(ソロ)の誕生。ギリシャ劇を手本に、最初のオペラが生まれる。
1.1720年/バッハ「無伴奏チェロ組曲No3“サラバンド”」・・・Vc川崎
2.1607年/モンテヴェルディ「オルフェオ」より“音楽の精によるプロローグ”・・・Sop倉本・松田、Vc川崎、KB駒崎
3.1724/ヘンデル「ジュリオ・チェザ-レ」より、“女王クレオパトラの嘆きのアリア”
・・・Sop萩原、Vc川崎、Pf駒崎
Ⅱ.古典派 18C~
絶対王政が市民改革で揺らいでゆく啓蒙主義時代。グルックのオペラ改革。
4.1774年/グルック「オルフェオとエウリディーチェ」より“精霊の踊り” ・・・Fl蠣崎、Pf駒崎
5. 1774年/グルック「オルフェオとエウリディーチェ」より“地上への二重唱” ・・・Orfeo石田(Mezz)、 Eurydice三浦(Sop)、Fl蠣崎、Pf駒崎
6. 1788年/モーツァルト「ピアノソナタK.545第1楽章」・・・Pf伊藤
7. 1786年/モーツァルト「フィガロの結婚」より“伯爵の怒りのアリア”・・・Bar則竹、Pf伊藤
8.1802/ベートーヴェン「op.35エロイカ(英雄)変奏曲」より・・・Pf土屋
9.1805/ベートーヴェン「フィデリオ」より“看守の娘マルツェリーネの恋のアリア”
・・・Sop田中、Pf土屋
Ⅲ. ロマン派、ドイツ国民楽派 19C~
文学との結びつき。感情の重視。和声法、演奏技術の発展。ドイツでは森やメルヘンを題材とする独語のオペラが生まれた。
10.1821年/ウェ-バ-「魔弾の射手」より“狩人の歌”・・・Ten浅里・Bar則竹、Pf土屋
11.1821年/ウェ-バ-「魔弾の射手」より“領主の娘アガーテの祈りと恋のアリア”・・・Sop松嶋、Pf土屋
Ⅳ. ロマン派、イタリア 19C~
歌唱技術を追求する“ベルカントオペラ”は、ベッリーニらによって発達。ヴェルディは運命に翻弄される人間のドラマを描いた。
12.1831年/ベッリーニ「夢遊病の女」より“村の青年エルヴィーノの悲しみのアリア”・・・Ten安田、Pf渡辺
13.1832~36年/ショパン「練習曲op.25-7」・・・Pf渡辺
14.1871年/ヴェルディ「アイーダ」より“王女アムネリスと奴隷アイーダの二重唱”
・・・Amneris萩原(Sop)、 Aida土本(Sop)、Pf土屋
Ⅴ. 近・現代 20C~
フランスの印象主義、ドイツの表現主義、そして調性の放棄など伝統的な音楽を否定する試みがなされ、オペラも様変わりする。
15.1912年/ドビュッシー「シュリンクス」・・・Fl蠣崎
16.1902年/ドビュッシー「ペレアスとメリザンド」より“少年イニョルドの情景”
・・・窪田(Sop)、Pf岩井
~近代子守唄三題~
・・ジャズの語法で書かれた・・
17.1935年/ガーシュイン「ポーギーとベス」より“若妻クララの子守唄~夏になっても暮らしは楽だよ~”・・・渡辺ちか(Sop)、Pf渡辺桃子
・・さまざまな和声語法を駆使した・・
18.1950年/メノッティ「領事」より“病気の孫のための子守唄~星と貝を見つけてあげよう~”・・・松田(Sop)、Pf伊藤
・・無調、極端な音程、4度和声など新しい音楽語法・・
19.1925年/ベルク「ヴォツェック」子守唄より“未婚の母の子守唄~父なし子をこしらえてどうするつもり~”・・・窪田(Sop)、Pf駒崎
20.1925年/コダーイ「無伴奏チェロ・ソナタ1楽章」・・・Vc川崎
Ⅵ. 近代子守唄三題
21.1845年/ワーグナー-「タンホイザー」より“ヴィーナス讃歌”・・・Venus松田(Mezz)、 Tanhauser浅里(Ten)、Pf土屋
22. 1845年/ワーグナー-「タンホイザー」より“終景/救済の合唱”・・・Elisabeth松嶋(Sop)、指揮・Wolframkl 則竹(Bar)、Vc川崎、Pf土屋