新着情報 公演予定 公演記録 作品紹介 メンバーの活動 団体概要 メンバー 支持会 晶子の小話 お問い合わせ |
札幌室内歌劇場第23回公演 「音楽の500年」 ~21世紀の幕開けに、耳と目で楽しむ音楽の歴史~ 岩河智子構成・編曲・作詞 中津邦仁演出 ■日時:2001年1月13日(土)15:00開演 ■ところ:札幌サンプラザホール(北24条駅 徒歩3分) ■料金:全席指定 4,000円、自由席 3,500円、学生券(自由席)3,000円、支持会員3,600円(指定席のみ) ■チケット購入・お問合せ:オフィス・ワン 011-612-8696 ■主催:NPO法人札幌室内歌劇場 ■後援:札幌市、札幌市教育委員会、北海道新聞社、道銀文化財団、札幌音楽家協議会 ■Special Thanks:札幌大谷短期大学、北星学園女子高等学校、萩原整骨院、クニ美容室 出演■出演/声楽 川越吾弥子(Sop) 窪田晶子(Sop) 成田潤子(Sop) 萩原のり子(Sop) 渡辺ちか(Sop) 石田まり子(Mezz) 松田久美(Mezz) 遊佐悦子(Mezz) 浅里慎也(Ten) 石鍋多加史(Bar) 則竹正人(Bar) ■出演/室内楽アンサンブル
公演スタッフ
演奏曲1.パレストリ-ナ(1525-1594) ●マニフィカ-ト 指揮/時岡牧子、女声アンサンブル、Org.須藤 2.モンテヴェルディ(1567-1643) ●「ポッペアの載冠」より 〔ラブシ-ン1〕 愛人ポッペア/川越、皇帝ネロ/浅里、Org.須藤 3.J.S.バッハ(1685-1750) ●シンフォニアNo.12 ●管弦楽組曲より、アリア Fl.蠣崎、Vn.富岡、Vc.川崎、Cemb駒崎 4. モ-ツァルト(1756-1791) ●「魔笛」序曲 ●「魔笛」より“パパパ” 〔ラブシ-ン2〕 パパゲ-ナ/萩原、パパゲ-ノ/則竹 Fl.蠣崎、Vn.富岡、Vc.川崎、Pf.浅井、Cemb駒崎、Cel.土屋 5.ベ-ト-ベン(1770-1827) ●No.9交響曲&No.5交響曲「運命」 声楽版(作詞・岩河智子) 悩める作曲家/則竹、全員 指揮/時岡、Pf.駒崎、Org.須藤 Fl.蠣崎、Vn.富岡、Vc.川崎 6.リスト(1811-1886) ●愛の夢 ピアノ伴奏/浅井 7.「ベルカントオペラメドレ-~楽屋の歌姫たち~」 Pf.土屋、Org.須藤 <登場する旋律> ロッシ-ニ(1792-1868) ●セヴィリアの理髪師より、「今の歌声」 Sop.萩原 ヴェルディ(1813-1901) ●リゴレットより、「慕わしい御名」 Sop.川越 ●トロヴァト-レより、「鍛冶の合唱」 ●アィ-ダより、「凱旋の場」 Ten浅里、Bar石鍋、Bar則竹 ドニゼッティ(1797-1848) ●ラ・ファヴォリ-タより、「いとしのフェルナンド」 Mezz松田久美 ●シャモニ-のリンダより、「私の心の光」 Sop.成田 ●ルチアより、「あたりは沈黙に閉ざされ」 Sop.渡辺 ベッリ-ニ(1801-1835) ●夢遊病の女より、「花は枯れてしまった」 Sop.萩原 プッチ-ニ(1858-1924) ●トスカより、「歌に生き恋に生き」 Sop.川越 ●蝶々夫人より、「ある晴れた日」 Mezz.遊佐 ●ラ・ボエ-ムより、 〔ラブシ-ン3〕 純愛カップルと喧嘩のカップルの4重唱 Sop.萩原、Ten.浅里 Sop.川越、Bar則竹 8. ラヴェル(1875-1937) ●トリオより1楽章 Vn.富岡、Vc.川崎、Pf.浅井 R.シュトラウス(1864-1949) ●「ばらの騎士」より 〔ラブシ-ン4〕 青年貴族オクタビアン/石田 その恋人ゾフィ-/窪田 Fl.蠣崎、Vn.富岡、Vc.川崎、Cel.土屋、Pf.須藤 シェ-ンベルク(1874-1951) ●「組曲」より、ガボット ピアノ独奏/浅井智子 バルト-ク(1881-1945) ●「青髭公の城」より 〔ラブシ-ン5〕 青髭公/則竹 青髭公の4番目の妻/松田 Vn.富岡、Pf.駒崎、Cel.土屋 ガ-シュイン(1898-1937) ●「ボ-ギ-とベス」より 〔ラブシ-ン6〕 乞食のボ-ギ-/則竹 他の男の情婦ベス/遊佐 Vc.川崎、Pf.駒崎 バ-バ-(1910-1981) ●「アントニ--とクレオパトラ」より 〔ラブシ-ン7〕 将軍アントニ--/則竹 女王クレオパトラ/渡辺 Pf.駒崎、Org.須藤 ヴァレ-ズ(1883-1965) ●密度21.5 フル-ト独奏/蠣崎 9. ●「ボレロ」 全員 曲・ラベル、詞・このプログラムの解説の文章(岩河) 解説 「友よ、このような音ではない。もっと心地よい調べを歌おう」(ベ-ト-ヴェン第九交響「歓喜の歌」詩から)。これは、いつの時代も作曲家たちの叫びでした。音楽史をたどれば、各時代に作曲家たちの苦闘のあとがうかがわれます。 今回の音楽会では、「悩める作曲家」と「水先案内人」が登場。皆様を時代の流れに沿って音楽の変遷の旅におつれいたします。音楽の「形式」の移り変わり、「和音」の使い方、そしてオペラの“ラヴシ-ン”の描きかたの工夫。21世紀の幕開けに、音楽がたどってきた500年を振り返ってみましょう。 16世紀、カトリック教会のミサ曲の清純なひびきが聞こえてきます。たくさんの声が、対位法的に美しく絡み合います。 16世紀が終わろうとするころ、オペラが誕生。またたく間にイタリア中に広がります。 17世紀バロック期の作曲家モンテヴェルディの「ポッペアの載冠」は、皇帝ネロの愛人ポッペアが本妻を蹴落として皇后の座に登り詰めるまでを描いた「略奪愛オペラ」。簡素な響きの中にも愛の強い姿が浮かび上がります。 18世紀、天才モ-ツァルトの描く心憎いラヴシ-ンの数々。ベ-ト-ヴェンは運命を初めとする交響曲の名作を残し、ロマン派への扉を開きました。 19世紀になり、イタリアオペラは全盛を迎えます。ロッシ-ニの「セビリアの理髪師」、ドニゼッティの「ラ・ファヴォリ-タ」、ヴェルディの「椿姫」そしてプッチ-二の「ラ・ボエ-ム」。声の魅力を余すところ無く生かした名旋律の数々が生まれました。時代が下がり、後期ロマン派。均整のとれた形式は破られ、和声のル-ルももはや絶対的なものではなく、音楽はより自由に発展していきます。 そして、20世紀、近代。作曲家たちはそれぞれの音を模索します。調性を捨てて、新しいシステムを考える人。ジャズの語法を取り入れる人。古代の旋法やアジアの音階を取り入れる人・・・。現代でも実験は続きます。“ラヴシ-ン”もかつてとはずいぶん違った音で描かれていきます。
|
|
Copyright (C) 2012 SAPPORO SHITUNAI KAGEKIJO
|