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アナリ-ゼによるオペラ表現探求会(現在の札幌室内歌劇場)第4回公演 札幌市民芸術祭奨励賞受賞 喜歌劇「秘密の結婚」北海道初演 第672回札幌市民劇場 ドメニコ・チマロ-ザ/作曲 ジョバンニ・ベルタ-ティ/台本 岩河智子/訳詩・編曲 ■日時: 1991年9月2日(月)18:30開演 1991年9月3日(火)18:30開演 ■ところ:札幌教育文化会館小ホ-ル ■料金:前売2,500円、当日3,000円 ■チケット購入・お問合せ:時岡牧子、岩河智子 ■主催:札幌市民芸術祭実行委員会、札幌市、(財)札幌市教育文化財団、 ■製作:アナリ-ゼによるオペラ表現探求会(NPO法人札幌室内歌劇場の前身) ■後援:北海道新聞社、北海道二期会、音楽家協議会 出演
公演スタッフ
今回の上演について D.チマロ-ザは、モ-ツァルトと同時代の作曲家で、イタリアオペラ作曲家の中では当時もつとも人気がありました。そのチマロ-ザ作曲の「秘密の結婚」は、魅力的な旋律と声の技術を生かしたアンサンブルで、イタリアオペラブッファの集大成とされる作品ですが、あまりにも冗長なため上演される機会が非常に少ないオペラなのです。 しかしこの度、岩河智子による大胆なカットと現代的訳詞で、お洒落なラブコメディ-に生まれ変わりました。時代も現代に設定し洗礼された舞台と音楽をお楽しみいただきます。 また、ピアノとチェンバロという限られた楽器数を逆に生かした、効果的な演奏にもご注目ください。 「秘密の結婚」あらすじ 開幕からいきなり濃厚なラブシ-ン。この二人、パリオ-ノとカロリ-ナは親に内緒で結婚していたのです・・・。 パリオ-ノはカロリ-ナの父親に認めてもらうためにも、カロリ-ナの姉エリゼッタと、知り合いの伯爵の縁談をとりもとうとする。しかしこの伯爵、姉のエリゼッタよりもカロリ-ナの方を気に入ってしまつたところから、事がむずかしくなってきます。 さらに叔母のフィダルマも、ついには六人の男女が入り乱れての大混乱となります。 (アナリ-ゼ)とは (アナリ-ゼ)とは、「音楽分析」つまり楽譜に隠されているいろいろな意味を読み取る作業です。つまり歌う主旋律のことだけでなく、その伴奏に隠されている特徴・和音の変化の意味・旋律の指向性・音域の変化・バスの進行・アコ-ギクなどなど、作曲家が楽譜に書き込んだ仕掛けや想いを隅々まで掘り起こし理解することです。さしてさらに、今生きる私たちにとっての価値を見定め、演奏する人間の想いとともに奏でます。 私たちはアナリ-ゼを学問的な研究としてではなく、演奏表現を考えてゆくための手かがり・想像力を刺激する材料として取り組んでいます。 (オペラ表現探求会)とは Ⅰ 楽譜を仔細に研究することで、それまで見えなかったイメ-ジをつかむ技術を身につけ、それをもとに演奏家各人の個性を生かした自由で大胆かつ繊細な表現を行ってゆく。 Ⅱ また、この方法論自体を多くの音楽家に織らせることで、音楽表現上の創造的な対話が多く行われ、音楽界全体が活発になることを目指す。 Ⅲ そして、そういった私たちの活動が、これまで一部の音楽ファンに閉じ込められていたクラシック音楽というものを、広く観客に開放すると信じ、多くの公演活動を積極的に行ってゆく。
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