東京文化会館 舞台芸術創造フェスティバル 招聘作品 創作オペラ 中山晋平物語~カチュ-シャの唄
◇日時◇ |
2/26(土)
15:00開演
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◇会場◇ |
東京文化会館小ホ-ル
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東京文化会館 舞台芸術創造フェスティバル 招聘作品 創作オペラ 中山晋平物語~カチュ-シャの唄 背くらべ、シャボン玉、東京音頭、肩たたき、てるてる坊主、波浮の港・・・・ 三千曲以上の時代のうたをつくり、東洋のフォスタ-と讃えられた大作曲家、中山晋平 一世を風靡したヒット曲や、誰もが口づさんだあの唄この唄・・・・ 晋平の名曲の数々が、美しいオペラとなってよみがえる - 日時:平成17年2月26日(土) 開演15:00(開場14:30)
- 会場:東京文化会館小ホ-ル
- 料金:5,000円(全席指定)
- 予約:東京文化会館チケットサ-ビス 03-5815-5452
- チケットぴあ 0570-02-9990 イ-プラスhttp://eee.eplus.co.jp/
- お問い合わせ:東京文化会館事業課 03-3828-2111、
- 東京文化会館ホ-ムペジhttp://www.t-bunka.jp/
※シルバ-(65歳以上)/学生/ハンディキャップ/友の会のチケットは東京文化会館チケットサ-ビスのみ取扱 い(要証明書)。 ※未就学児童の入場はお断りします。 - 主催:東京文化会館(財団法人 東京都歴史文化財団)
<スタッフ・出演> - 構成編作:岩河智子
- 演出:中津邦仁
- 出演:
- 中山晋平:則竹正人
- 野口雨情:浅里慎也
- 島村抱月:竹澤嘉明
- 松井須磨子:村澤徳子
- 民謡歌手:萩原のり子
- 批評家:石鍋多加史、遊佐悦子
- 音の精たち:石田まり子、窪田晶子、堤摩泉、成田潤子、松田久美、渡辺ちか
室内楽: - フル-ト:蠣崎路子
- ヴァイオリン:富岡雅美
- ピアノ:浅井智子
- チェロ:宮沢 等
- コレベティトゥ-ア:時岡牧子
- 舞台監督:熊谷明人
- 照明:大塚之英
- 音響:浮岳 厚
- 制作協力:佐藤 敦
- 協力:中山晋平記念館
<あらすじと演奏曲目> ■序曲 1.カチュ-シャの唄/さすらいの唄 器楽アンサンブル ■序章/ふるさと信州中野 音楽の道を志し、信州中野から上京した中山晋平は、劇作家島村抱月の書生となり、東京音楽学校を卒業する。新劇運動に情熱を傾ける抱月は、芸術座の第3回公演「復活」の劇中歌「カチュ-シャの唄」の作曲を、若い晋平に依頼する。 一方、世間の関心は抱月と松井須磨子のスキャンダルに集中している。 2.背くらべ 器楽アンサンブル 3.中野小唄(1) 晋平 4.肩たたき 晋平、音の妖精たち 5.あの町この町 須磨子 6.にくいあん畜生 評論家、新聞記者 ■第1章/五音音階“カチュ-シャ可愛いや、別れのつらさ” 「小学校の唱歌でもなく、西洋の讃美歌でもなく、日本の俗謡と西洋の歌曲の中間的な旋律」そんな曲が自分なんかに作曲できるのだろうか、と思い悩む晋平。音楽学校で勉強した西洋のメロディ-ではなく、小さい頃から親しんできた日本の五音音階(ヨナ抜き音階)を使って、“音の精たち”とともにイメ-ジを膨らませ、最初のフレ-ズを完成させる。 芸術座は公演を間近に控え、もめ事が続いているが、抱月は「大衆無くして芸術は有りえない」と信じ、だれもが唄えるような「カチュ-シャの唄」の完成を待っている。 7.雨フリ 晋平、音の妖精たち 8.まりと殿様 〃 9.砂山 晋平、抱月、須磨子 10.花園の恋 評論家、新聞記者 ■第2章/詩人・野口雨情“せめて淡雪とけぬ間と” 晋平は真ん中のフレ-ズの作曲に行き詰っている。 ふと気付くと、お月さまを拝んでいる不思議な人物がいる。詩人の野口雨情だ。かれは自然の美しさや動物や虫の楽しい詩で、晋平の心を解きほぐす。晋平は童心に帰って音と戯れる。 しかし現実では、抱月がすがる思いで「カチュ-シャの唄」を待ちつづけている。公演の成否、須磨子との愛の成就、抱月にとって全ては「カチュ-シャの唄」にかかっているのだ。晋平は追いつめられ、苦しみつつ“せめて淡雪とけぬ間と”の部分を作曲する。 11.シャボン玉(1) 晋平、雨情、音の妖精たち 12.蛙の夜回り 〃 13.兎のダンス 〃 14.黄金虫 〃 15.証城寺の狸囃子 〃 16. シャボン玉(2) 晋平、雨情、音の妖精たち 17.木の葉のお舟 抱月 18. シャボン玉(3) 須磨子 19.てるてる坊主 音の妖精たち、評論家、新聞記者 晋平 ・・・・ 休 息 ・・・・ ■間奏曲 20.波浮の港/花園の恋 器楽アンサンブル、抱月、須磨子 ■第3章/囃子ことばの天才“神に願ををかけましょうか” 強く求めあう須磨子と抱月。一方、晋平と言えば、最後のフレ-ズにリズムに乗らず、苦しんでいる。野口雨情は「嫁さんをもらえばよい」と不思議なアドバイスをする。 呆気に取られている晋平の前に、一人の女性が現れ、つぎつぎと民謡を歌う。晋平は、自然と合いの手の囃子ことばを口にする。親しげなやり取りのうちに囃子ことばの心地よさを思い出した晋平は、“神に願を”の次に“ララ”という合いの手を入れようとひらめく。 そしてついに、公演の3日前、「カチュ-シャの唄」が完成する。 21.上州小唄 晋平、民謡を歌う女 22. 越後十日町小唄 〃 23.龍峡小唄 〃 24.諏訪小唄 〃 25.須坂小唄 〃 26.中野小唄(2) 〃 27.東京音頭 〃 28.船頭小唄 〃 ■終章/芝居の幕が上がる いよいよ「復活」の公演初日、帝国劇場は前評判を聞いて駆け付けた多くの人々、批評家、新聞記者でひしめき合っている。 幕が上がり、須磨子によって歌われた晋平の「カチュ-シャの唄」は人々を大きな感動で包んだ。 大正3年3月27日、中山晋平27歳のときのことであった。 29.雨降りお月 観客たち 30.煙草のめのめ 批評家、新聞記者、観客たち 31.カチュ-シャの唄 須磨子 32.ゴンドラの唄 民謡を歌う女、雨情、抱月、須磨子、晋平 33.フィナ-レ、カチュ-シャの唄 全員
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