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札幌室内歌劇場第31回公演 オペラ「中山晋平物語」~カチュ-シャの唄~ 岩河智子構成・編曲 中津邦仁演出 ■日時:2005年1月30日(日)15:00開演 ■ところ:ポルトホール(南1条西22丁目) ■料金:全席指定 一般5,000円、学生4,000円、支持会員4,000円、学生支持会員3,000円 ■チケット購入・お問合せ:オフィス・ワン 011-612-8696 ■主催:NPO法人札幌室内歌劇場 ■助成:独立行政法人 日本万国博覧会記念機構 ■後援:札幌市、札幌市教育委員会 ■協力:札幌大谷短期大学、萩原整骨院、クニ美容室、エルムため楽器 出演■出演/声楽
■出演/室内楽
公演スタッフ
演奏曲さすらいの唄(北原白秋)、中野小唄(野口雨情)、背くらべ(海野厚)、肩たたき(西条八十)、あの町この町(野口雨情)、にくいあん畜生(北原白秋)、雨フリ(北原白秋)、まりと殿様(西条八十)、砂山(北原白秋)、花園の恋(北原白秋)、シャボン玉(野口雨情)、蛙の夜回り(野口雨情)、兎のダンス(野口雨情)、黄金虫(野口雨情)、証城寺の狸囃子(野口雨情)、木の葉のお舟(野口雨情)、てるてる坊主(浅原鏡村)、波浮の港(野口雨情)、上州小唄(野口雨情)、越後十日町小唄(永井白?)、龍峡小唄(白鳥省吾)、諏訪小唄(伊藤松雄)、須坂小唄(野口雨情)、中野小唄(野口雨情)、東京音頭(西条八十)、船頭小唄(野口雨情)、雨降りお月(野口雨情)、煙草のめのめ(北原白秋)、カチュ-シャの唄(島村抱月)、ゴンドラの唄(吉井勇) 解説■「カチュ-シャの唄」の奇跡~作品解説にかえて~ 作曲家 岩河智子 このオペラは作曲家中山晋平がデビュ-作「カチュ-シャの唄」を生み出すまでの苦労を、晋平の音楽を使って描いたものです。 「カチュ-シャの唄」は、たった12小節の短い旋律ですが、気高く、それでいて覚えやすく、本当に不思議な美しさに溢れています。私はこの旋律に、中山晋平という作曲家のすべてが、凝縮されているように思えてなりませんでした。そこで、晋平が生涯かけて作曲したさまざまな音楽を組み合わせて、この「カチュ-シャの唄」の魅力、成功のひみつを説明してみようと思ったのです。 このオペラを貫く流れは3本。まず、一番大切なのは、作曲シ-ン。晋平の頭の中で音符が動き回る様子を「音の精たち」が演じたり、のちに出会うはずの野口雨情が未来から(?)やってきてアドヴァイスしたりと、空想の中で進んで行きます。そして、抱月や須磨子は、物語が進むにつれ、人目を忍ぶ恋の苦しみ、公演の成功の不安が、どんどん高まってゆき、のっぴきならないところまで追いつめられていきます。さらに、その2人を非難する当時の世間の「声」というものを、批評家と新聞記者のコンビに語らせることにしました。 取り上げた歌の歌詞は、時に具体的に、また時には象徴的にイメ-ジを表すものとして扱っています。また、そのイメ-ジを強調するような編曲を心がけ、前後の部分を作曲してゆきました。 |
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